「娘に迷惑はかけたくない…」便利屋ハチドリ舎が生前整理で心をつないだ、ある親子の物語
「もしもし、便利屋さんですか?実は、お願いしたいことがあるんです…」
少し遠慮がちな、けれどどこか切実な声で電話をかけてこられたのは、一人暮らしのCさん(80代)。離れて暮らす娘さんに心配をかけたくない、長年ため込んだものが多くて自分一人ではどうにもならない、とのことでした。
私たちはCさんのご自宅へお伺いし、生前整理のご相談に乗らせていただくことになりました。
玄関を開けると、そこにはCさんの歴史が詰まった空間が広がっていました。大切にされてきたであろう家具、たくさんの写真、そして、いつからそこにいるのか分からないほどの品々。
「これはね、娘が小さい頃に使っていたおもちゃ」
「これは亡くなった夫との思い出の品なの」
と、一つひとつにCさんの想いが宿っています。
私たちは、Cさんのペースに合わせてゆっくりとお話を伺いました。生前整理を考えられたきっかけ、娘さんへの想い、そして、これからどんな風に過ごしたいか。
Cさんの言葉に耳を傾けるうちに、単なる片付けではなく、Cさんの未来への希望を一緒に整理していくことの大切さを改めて感じました。
生前整理は「終活」の第一歩。未来をより良くするための準備
生前整理とは、ご自身の持ち物を整理し、身の回りをすっきりさせるだけでなく、これからの人生をより快適に、そして安心して過ごすための準備です。
遺品整理とは異なり、ご自身の意思で、まだ判断力があるうちに行えるため後悔のない選択ができるのが大きなメリットです。
Cさんのように、「娘に迷惑をかけたくない」というお気持ちから生前整理を始める方は少なくありません。しかし、生前整理は決してネガティブなものではなく、これからの人生を自分らしく生きるためのポジティブな行動なのです。
便利屋だからこそできる、寄り添う生前整理
私たちは、単に物を運び出すだけでなく、Cさんの想いに寄り添いながら作業を進めていきました。
「これは残したい」
「これはもう使わないけれど、少し寂しいな…」
Cさんの言葉一つひとつを大切に、丁寧に整理していきます。
全てを片付けるのではなく、残したいものをはっきりとお聞きしながら、これはさようならでも良いのでは?という物のご提案もさせていただいて作業を進めます。
生前整理で注意するポイント
生前整理を進める上で、いくつか注意しておきたい点があります。便利屋に頼む前にもご自身のペースで進めることも大切です。
- 無理のないペースで進める: 一度に全てを終わらせようとせず、少しずつ進めることが大切です。思い出の品と向き合う時間は、心身ともに負担がかかることもあります。
- 家族と話し合いながら進める: 特に、貴重品や思い出の品については、ご家族と相談しながら判断を下すことをお勧めします。Cさんの場合も、娘さんに連絡を取りながら、大切なものについては確認するようにしました。
- 感情的な整理も大切にする: 物を整理するだけでなく、それに伴う感情の整理も大切です。手放すことに抵抗がある場合は、無理に処分せず、写真に撮って記録に残すなどの方法もあります。
- 貴重品の管理を見直す: 通帳、保険証書、遺言書など、重要な書類の保管場所を整理し、ご家族に伝えておくことも生前整理の大切な要素です。
- 専門家の力を借りることも検討する: どうしても手が回らない場合や、判断に迷う場合は、私たちのような便利屋や、生前整理の専門業者に相談することも有効な手段です。もちろんハチドリ舎も豊富な実績と経験からお力になれる自信があります。
Cさんの場合、長年ため込んだものの多さに途方に暮れていらっしゃいましたが、一つひとつ丁寧に整理していくうちにお部屋が見違えるようにすっきりしました。
スペースが開くことにより、呼応するように笑顔が増えてきました。
そして、何よりもCさんの表情がどんどん明るくなっていくのを見て、私たちも心から嬉しく思いました。
「本当にありがとう。これで娘も安心してくれるわ」
作業完了した報告をした時のCさんのほっとした笑顔が私たちの何よりの宝物です。
「毎日のお掃除もしやすくなったし、今後わたしに何かあったときも物が邪魔にならずに済んだわね」
と、明るい日差しが入る床と壁を見てCさんはほっとしたような表情をしていました。
後日、Cさんの娘さんよりお電話がありました。
Cさんを訪ねた娘さんとお子さんが部屋に入りびっくりし、でもとてもCさんが喜んでいたのととても綺麗になっていたのでお礼を、というお話でした。
実は娘さんもCさんのまさかの時とその後をとても不安に思っていたとのこと。とはいえ、とてもそれを言い出しにくかったという話をしてくださり、
「安心しました。ありがとうございました。あれもこれも捨てて欲しいとは言えないですし、、便利屋さんに母がお願いしてくれて本当に良かったです。」
と改めて丁寧にお伝えいただき、私たちも電話を切ったあと頭が下がる思いでした。
生前整理は、未来への贈り物
生前整理は、ご自身のためだけでなく、大切なご家族への思いやりでもあります。
残された家族は、故人の遺品整理に多くの時間と労力を費やすことになります。生前にご自身で整理しておくことで、ご家族の負担を減らし、悲しみに暮れる中で煩雑な手続きに追われることを避けることができます。
思いのこもった品々を、残された家族は割り切ることはできません。なので、どうかご本人が作業をして下さい。生前整理は残された家族の悲しみを癒し、思い出を語る時間を増やして差し上げることができます。
もし、お読みくださっているあなたがCさんのように
「そろそろ生前整理を始めたいけれど、何から手をつけていいか分からない」
「誰に相談すればいいか分からない」
「いる、いらないの判断ができず片付けられない」
「捨てられない、わからない。思い切って全部他人に任せたい」
と感じているなら、ぜひ私たち便利屋ハチドリ舎にご連絡ください。
私たちは、単なる便利屋片付け屋さんではありません。
土足で踏み込み、速さだけを競うような仕事は決してしません。
お客様の心に寄り添い、未来への希望を一緒に整理していくパートナーです。まずはお気軽にご相談ください。あなたのお気持ちに寄り添い、最適なプランをご提案させていただきます。
新しい生活は、すっきりとした空間から始まります。
不思議なもので、手放すとまたもっと素敵な物が入ってきます。人間が持てる品数にはもともと決まった数があり、それ以上持ってしまうと新しいものや事が入らないのが浮世の人生ではと感じます。
手放すことは辛いことではありません。余力を一緒に生み出し、これからも素敵な人生を軽やか生きるお手伝いをさせて下さい。
丁寧に、そして和やかに作業させてもらいます。それが私たちハチドリ舎の強みです。どうぞご用命ください。
私たちと一緒に、未来への扉を開きませんか?
お問い合わせはお気軽に。お待ちしています。

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